作品を実店舗で販売している方以外は、作品の保管場所は自宅という方も多いと思います。
自宅で在庫を保管する時に気を付けたい事。それは、保管場所によっては、変色など作品の劣化が顕著に出てしまう場所があります。
例えば窓の近くに保管すると日焼けしてしまう。また湿気の多い場所だと物によってはカビが発生したり変形していしまうこともあります。
作品の種類にもよりますが、ハンドメイド作品の保管場所としては、直射日光が当たらず、風通しが良い場所が適しているかと思います。
また「臭い」にも気を付けたいところです。特に布や紙製品は臭いを吸いやすい素材です。
自宅の臭いは住んでいる人間には意外とわからないものです。
家族に煙草を吸っている人がいたり、ペットがいる場合などは、自分たちでは気がつかない臭いが作品についてしまうことがあります。
お客さんのところに作品が届いて、開封したときに、受け取った方にとって苦手な臭いだった場合、それだけで作品に対してのイメージが低下してしまいます。
保管時には十分気を付けて、嫌な臭いがつかないような場所で作品を管理するよう努めましょう。
香り長持ち系の柔軟剤などに使用されている香料の中には有害物質が多く含まれているものもあります。「香害」という言葉もあるくらい、香成分で体調不良を訴える人もここ数年多くいるので、自分にとってのいい香りが他の人にもいい香りではない。ということを理解したうえで、作品を保管するよう配慮したいところです。
そして在庫の保管方法とともにもう一つ大切なことに在庫管理があります。
作品数やアイテムが増える前から、在庫表などを作って、どの作品が今手元にあり、どの作品がないのか。をしっかり把握できるようにすることも大切です。
また在庫表とは別に売上ノートなどで、いつどの作品が売れたのかを目で見てわかるようにすることもハンドメイド作家には必要なことです。
イベントに出店したあとや、また少なくとも半年に一度程度は、「棚卸し」をして在庫表と実際の作品を照らし合わせ在庫の把握をしましょう。
「棚卸し」をする理由としては2点あります。
1点目は注文があったのに実は在庫がなかった。というトラブル防止のため。イベントなどでたくさん作品が売れたあとなどに発生しやすいです。
また複数のサイトに作品を掲載している場合などで、売れた作品を他のサイトで在庫を「0」にするのを失念してしまった時などにも起こりうるリスクです。
2点目は、在庫を把握することで、次に作るべき作品が明確になり、無駄な材料を購入しなくなるという点です。
ハンドメイド作家にとっての作品作りは、仕入れと同じ意味合いです。売れて在庫がないものを優先的に仕入れますよね。たくさんあるものを追加で仕入れる、という無駄なことはしないはずです。
在庫を把握することが次の無駄な動きを減らして優先順位を把握することに繋がります。
ハンドメイド作家で自分で販売するということは、川中から川下までの流通の流れを一人で行うことなので、やらなきゃいけないことがたくさんあります。
在庫管理まで大変!と思うかもしれませんが、一気にまとめてやる作業ではなく、作品が売れるたびにこまめにやる作業です。作家さんであれば慣れてしまえばこまめな作業も苦にならないと思います。
「在庫管理」とても大切なので意識的にしてくださいね。
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