「商品型番」をつける目的とは
作家を続けていると作品の在庫が増えていきます。
同じカテゴリーのアイテムにしても、販売目的の制作であるなら種類はたくさんあった方がいい。
イベントの出店時にも、購入者の立場なら当然 選択肢がたくさんあると選ぶ楽しさというのもあるよね。
出品する立場にしても、少ない在庫で出店してしまうと出店料の方が高くなるから、たくさんの商品を持って出店したい。
イベントなどで手から手へと直に販売するなら「商品名」も「品番(型番)」も、なくて困ることは少ないかもしれない。
でも、ネットで販売する場合など「品番」をつけていないと管理が大変。
でも実際はイベントに出店するにしても、ちゃんと「品番」があると、あとから検証しやすいんだよね。
どのアイテムが売れやすいのか?イベント出店ゆえの属性なのか?とかね。
もし次に同じようなイベントに出店する機会があったとしたら、この検証の結果次第で売上に差が出る可能性もある。
検証結果がネット上での出品にも応用できるかもしれない。
売上の分析に役立つ!!
そして、在庫管理をするうえでも「商品名」とは別に「品番」はつけてるのが望ましいですよ。
「商品名」だけの時のデメリット
たとえば以前、ハンドメイドサイトで「移動ポケット」を数点掲載していました。
もちろん1点1点商品名と品番があった。
例えば「チェック&水玉移動ポケット」という商品名の品番は「IP-03」です。サイトの商品名欄には「チェック&水玉移動ポケット(IP-03)」と記載。
商品名はお客様のため、そして検索用です。品番は自分の管理用の番号です。
商品名の「チェック&水玉」だけだと、他にもチェックや水玉を使った商品もあるので、問合せや発送の時に間違えてしまう可能性があるんです。
自分の管理用の数字をつけておくだけで、商品の取り違いや誤発送というリスクを抑えることができます。
おまとめ購入希望の連絡がきた際も、お客さまとの相互理解に役立ちます。
間違えようがない、はっきりわかる商品のみを扱っているのであれば「品番」は必要ないかもしれません。
「品番」の付け方
例えば一つのアイテムのバリエーションは色の違いのみ。サイズも1サイズのみ。色展開も「赤」「黒」「白」とはっきり違いがわかる。というような商品構成であれば「色」だけ確認すれば良いので、間違えようがない。
であれば「品番」はなくても支障はないかもしれません。
複数のバリエーションがある場合には、「品番」をつけてしっかりつけることによって在庫管理が格段にしやすくなります。
品番の付け方としては、「アイテムの頭文字」+「通し数字」+(製造年)+「サイズ」+「色」のような組み合わせなどがわかりやすいと思います。
以前アパレルに勤めていた時にも上記のような製品番号で管理されていました。
例えばブラウスの頭文字で「BL」+年度の頭からの通し番号「001」+製造年「17」+サイズ「M」+黒(BLACK)の「B」で『BL001-17M-B』のような感じ
アイテムの多様性やバリエーションによって、もっとシンプルでもいいと思いますが、ただの連番にしてしまうとアイテムが増えた時にわかりにくくなります。
せめてアイテムの頭文字アルファベットはつけた方がわかりやすいです。
ちなみに「IP-003」のIPは「移動=Idou 」「ポケット=Pocket」の2文字で「IP」。そして「003」は通し番号の3番目の作品です。移動ポケットに関しては、1サイズ展開なのでサイズ表示および、布を組み合わせているので「色」違いという概念がなく、「アイテム」と「通し番号」だけにしていました。
その他のサイズ展開がある商品は「アイテム」+「通し番号」+「サイズ」という表示もありですね。
作る作品によって違いはあると思いますが、在庫管理もしごとの一つ。
正しく在庫を把握するためにも、意識して「品番」をつけてくださいね。
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