ネットでの販売で、作品を訴求するには写真と説明文の力がとても大きいです。
わたしは商品説明文を書くのがあまり得意ではありません。元々文章を書くこと自体あんまり得意ではないんです。
最初の頃は、ただただ商品の特徴と、素材とサイズだけを書いていました。
でもどんなことでもそうですが、続けることで慣れていきます。慣れた頃には随分成長しているものです。書き続けていて今はすっかり文章を書くことが楽しくなっている位です。
やるべきことを好きになり、続けることでスキルとして身についてきます。
そうは言っても相変わらず商品説明文は日々試行錯誤してます。サイトの説明文をちょいちょい変更しているくらいです。
苦手だからこそ、文章についてはめちゃくちゃ調べました。そのうえで文章を組み立てるうえで大切な基本というものがある。ということがわかったのでここでまとめますね。
1・特徴を「6W2H」で洗い出す。
「6W1H」とは、「What|何を」「When|いつ」「Where|どこで」「Who|誰が」「Why|なぜ」「Whom|誰に」プラス「How|どのように」「How much|いくらで」
ロリポップで扱っている移動ポケットを例にしてみます。
What・・・ カラフルでオリジナルの移動ポケットを
When・・・ 友だちの子どもの入学を機にプレゼントとして作ったのをきっかけに
Where・・・ ロリポップのサイトで
Who・・・ 布作家COOが作成
Why・・・ ただの1枚の布で作ったものが意外にも高いことを知って、ほかのどこにもないカラフルで楽しい移動ポケットを喜んでくれる人がたくさんいることを知ったから
How・・・ エプロンの制作を依頼され、同じ布で作っておまけで渡したところ、市販にはないし、好きな布だからと、とても喜んでくれた。
Whom・・・ 市販のシンプルな移動ポケットではなく、カラフルで楽しいものを持ちたいキッズに
How much・・・ 1200円
ハンドメイド作品の場合は、特に「なぜわたしはこの作品を作ったのか?」のWhyを言葉に乗せると、作り手の気持ちが伝わりますね。
「6W2H」を洗い出すのは、伝える内容で大切な部分に漏れがないようにするためのものです。不要な部分はあとから削除しても構いません。
2.商品のメリット・デメリットを洗い出す
商品の魅力を伝えるためには、メリットを打ち出すことが大切です。ただ、メリットしか書いていないと「売り込み」感ばかりが目立ちます。
お客さんが自分で吟味して選んだ。と感じてもらうにはデメリットもしっかり書くことが大切です。
「デメリット」を書くことで、悪い情報を知り、それを納得して購入に至るというプロセスができます。
(例)「デメリット」:柄や色の個性があり着る服によっては合わない場合がある。「メリット」:世界に一つだけ。存在感があり個性が際立つ。
文章にしてみると・・・「3種類以上のカラフルな布を組合わせて作っていますので着る服を選んでしまうかもしれません。1点1点完全なオリジナルですのでまったく同じものは二つとありません。ほかの子と差をつけたい。そんな元気キッズの必須アイテムです。」
3.商品を購入後の未来をイメージしてもらう
物を買うという行為は、ただ単にお金を支払い、到着を待つということではありません。
購入する方は、その商品が家に届いた後、使っている(身に着けている)状況を想像して、その未来を先取りして、購入するという行動に出ます。
その商品を購入することでどんな未来が待っているのか?が想像できる「before・after」を明確にすると、「商品を使うことで幸せになる未来の自分」を想像しやすくなります。
商品背景や使用シーンを言葉にして表現します。
(例)子どもの服のポケットの中にティッシュが入ったまま洗濯したら、洗濯物全部がティッシュまみれになっちゃった。こんな経験ありますよね。洗濯する前に気がつくことができたら・・・。移動ポケットはボトムの外側に付けているから気がつきやすいよね。
毎朝ハンカチとティッシュを持っていくのも忘れがちだけど、移動ポケットであれば最初からセットしておけば忘れ物防止にもなります。
4.写真だけではわからない部分を書く
実際に手にとってももらえるとわかるものも写真だけでは伝えきれないことは多々あります。その部分をしっかりと文章で表現していくことで訴求できます。
(例)サイズは写真ではわかりません。そしてクリップが取り外しできることも伝えづらいです。
5.最後に・・
作った文章を音読してみる。音読することで違和感に気がつきますので、文章を作ったら必ず声に出して読んでみましょう。
アプリを使って録音して聞いてみる。というのもいいと思います。
以上1~5をまとめて商品説明文にしたものの一例をあげますね。
最初に作った移動ポケットはお友達のお子ちゃまの新入学のプレゼントでした。
その時見せてもらった市販の移動ポケット。1時間も掛からず縫えてしまいそうなシンプルなものなのに1600円で購入したと聞いてびっくり。オリジナルのカラフルな移動ポケットをとても喜んでもらえてわたしまで嬉しくなりました。
どうせ持つなら楽しい方がいい。毎日持つものだからわくわくするもののほうがいい。他の誰も持っていないようなカラフルで個性的な移動ポケットがあるといい。そんな想いで作っています。
「ロリポップ」の移動ポケットは、着る服を選んでしまうかもしれません。なぜかというと全て3種類以上のカラフルな布を組合わせて作っている世界にひとつだけのオリジナルだから。
幼稚園で、学校で、ほかの子と差をつけたい。そんなキッズに持ってもらいたい。
移動ポケットがボトムに付けっぱなしなら洗濯する前に気がつけるから、ポケットの中のティッシュで洗濯物がティッシュまみれ!なんてことも減るかもしれません。
忘れがちなハンカチとティッシュ。移動ポケットがあるとボトムにセットするだけで完了。朝のばたばたもちょっと楽になりますね。持っているだけで楽しい移動ポケットなら忘れることを忘れるかも。
クリップは取り外しができるので、ティッシュとリップを忍ばせてママが使ってます。という声もいただいています。
■サイズ■
横幅:13cm
縦 :11cm
(手作りのため多少の誤差があります。ご了承ください)
■綿 100%■
■1個 1200円
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