事業計画を決めなくてもハンドメイド作家はできます。
でもやっておくのと、やらないのでは、大きく違います。
自分の指針としても、戦略としても、やはり掘り下げておきたいところです。
事業計画としての「5W1H」については「差別化を図るために知っておきたい。ハンドメイド作家の「5W1H」」という記事で書いています。
「5W1H」全部大切なんですが、その中でも特に掘り下げたいのが「Who」=ターゲットです。
ハンドメイド作家の作品は、お客さんの手に届くまでは数ある情報のひとつに過ぎません。
あなたが伝えたい想いを、届けたい相手に、作品という形で届けるためにターゲットを絞る。
ターゲットを決めてから商品を作るのと、何にも決めないで作るのでは 大きく差がつきます。
例えば、飲食店。お店のコンセプトは「オールマイティ」
対象年代は10~100歳代 男女問わず
1品100円台のリーズナブルな単品もあれば、50,000円のコース料理もある。
和食から中華からフレンチやイタリアンまで
780円の飲み放題もあれば10万以上のワインも置いている。
・・もう何屋さんかわかりませんよね。
わたしだったら、そのお店にまったく魅力は感じません。あえて行きたいとも思いません。
マルチに対応するということは、結果 誰にも選んでもらえない。というリスクになりかねません。
今の時代、情報も物も溢れかえっています。万人受けする商品は失敗の元です。
「ターゲットを絞る」からと言って、あなたが想定したターゲット以外を排除するということではありません。
想定したターゲットに出会うための戦略として「その人が好む商品や見せ方」を考えていくんです。
年齢・性別はもちろん家族構成(未婚なのか既婚なのか?子供はいるのか?)
そしてどんな性格でどんなライフスタイルを送っているのか?
仕事や趣味またはどこに住んでいるのか?
行動パターンや思考パターン。心の在り方。どんなメディアやSNSを利用しているのか?という細かいところまで絞り込みます。
細部まで明確に絵として見えてくるぐらい絞り込む。
それは、ターゲットとした人のライフスタイルと性格がわかれば、「5W1H」の「Why」=なぜあなたの商品を買おうと思うのか?どんな願望があって、あなたの商品はその人の問題を解決できるのか?また「How」=そのターゲットにどのように(どんなメディアでどんな言葉で)アピールするのかが見えてくるからです。
他との差別化が図れるとがった商品を作るためにも、ターゲットは明確にするのが望ましいのです。
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