最近は随分と観ることが減ったけど、映画が好きで学生時代は1年間に100本位の映画を観てました。
ハリウッドの超大作も見るけど、マニアックな映画も好き。
どこを切り取っても絵画のような、スタンリー・キューブリック作品とか黒沢映画とかの芸術性の高い作品もいいけど、ハートフルな映画が結構好きなんです。
ロードムービーとかね。
映画の中のセリフも素敵なものがたくさんあるしね。
そんな数ある映画の中から「たけくま好き好きMOVIE」と題して、不定期に紹介していこうかと思います。
そんな第一回のお勧め映画はこちら!!
「最高の人生の見つけ方」
原題の「The Bucket List」の「 Bucket 」って素直に「バケツ」の意味じゃなくて、この映画では「棺桶」のことなの。
余命宣告された二人のじいさんが、死を目前にして「自分らしく」残りの人生をやり残したことを実現するために旅に出るって言うおはなし
いきなり「死」をテーマにした作品です。
偶然出会ったじいさん二人。やり残したことをやりきっちゃおう!ってね。
一人は金持ちのトリッキーな偏屈じいさん(ジャック・ニコルソン)
もう一人は超がつくほど誠実真面目な堅物じいさん(モーガン・フリーマン)
二人が生きてきた道は、それこそ真逆で、性格だって正反対だし、初めはぶつかってばかりいるんだけどね
そこに生まれる友情ストーリーも素敵です。
でもね、この映画のすごいところは、そんなハートフルなストーリーだけじゃないんだよね。実はものすごく奥が深いんだ。
旅に出ていろんなことに挑戦しているうちに「本当に大切なものは何か」って、改めて気がつくんだ。
そして、生きる意味にも気がつく。
人生って経験することなんだな。って改めて教えてもらった映画です。
映画の中では、堅物じいさんは、金持ちじいさんの経済力を借りてやりたいと思っていたことを実現するけど、お金がなくたって経験することも挑戦することもできることはたくさんあるよね。
お金は、行動に結びつくひとつの要素ではあるけど、実際は私たちはやりたくてもやらないで先延ばししてることがあまりにも多くはないだろうか。ってね。
そして死ぬ間際に「あれをやっておけばよかった」「これもやりたかった」って後悔してしまうことに
実際に死を宣告されたら誰だって考えてしまうだろうね。
だけど多くの人は死ぬ間際までそんなことに気がつかない。
人生は挑戦の連続
たくさん挑戦するからこそやりがいや生きがいというのが生まれる。
「3か月後死の法則」
というのがあるんだけど、どんな法則かというと「3か月後に死ぬ」とわかっているとしたら今日をどう生きるか?
常にその法則に従って生きると、後悔しない生き方ができる。という法則
日常の忙しさでついつい忘れてしまいがちなんだけど、いつ死ぬのかなんてほんとわからないからね。
後悔しないように今日を生きようと改めて気がつかせてくれる映画です。
それと「お金があるから幸せで」では決してない。ということにね、気がつかせてくれる。
「お金があるから」「これができたら」ってないものねだりして、「幸せ」に条件付けして、その条件が達成されない限り手に入らないと思うこともよくあるけど、本当の「幸せ」って条件を達成しなくたって手に入るんだよね。
日々どんな感情で過ごすのか。
そしていかに悔いのないように生きるのか。
2人のじいさんが旅を通して教えてくれる素敵な映画だよ。
スポンサーリンク