近すぎると見えなくなるの。
一見真っ暗闇の中で出口がないように思える状況でも、引いてみると出口はすぐそばにあることに気がつく。
ものごとは見る側面によって見え方が違うんだよね。
当たり前なんだけど、近くで見ていると結構気がつかないんだ。
今真夜中でもし真っ暗だとしても、地球の反対側は昼間。当然明るい。
地球がぐるっと周ると朝がやってくる。
そんなことは地球の外から見なくてもわかりきったこと。
だけど実際の自分に起きていることとなると、そんな見方が出来なくなっちゃうんだよ。
夜があるから昼がある。
雨の日があれば晴れの日もある。
悪があるから正義がわかる。
月と太陽。
男と女。
ものごとには陰陽両面があるんだよね、もちろん境目も。
もし今自分が思うような現実になっていないとしたら、
ものごとのどっちの面に気持ちが向かっているのかを、ちょっと離れたところから観察してみるといいかもしれない。
意外とね。見落としがちなんだけど、思った通りの現実がちゃんとやってきているんだよね。
「お洋服」でたとえてみるね。
クローゼットに入りきらないほどの洋服を持っていたとしても
心の中で「着たい服がない」「今シーズンのものがない」「気分的に合う服がない」という「足りない」という感情でいると、
どれだけたくさんの洋服を手に入れても、ずっとずっと「ない」状態になってしまって、持っているものが見えなくなっちゃうの。
物理的には、山のように、数えきれない位の洋服があったとしてもね。
本当は「ない」のは「洋服」ではないの。
「ない」ものにフォーカスしている自分の心なんだよね。
心が「ない」にフォーカスしている限り、いつまでたっても、どんなに新しいお洋服を買ってきても、「まだ足りない」の現実しかやってこないんだ。
今いる場所が暗すぎて見えてないなら、日の当たる場所に出て、自分の持っているモノに目を向けてみて。
近すぎてよく見えていないなら、ちょっと離れたところから観察してみて。
とてもたくさんのモノを持っていることに気がつくから。
自分がもっている、たくさんの「モノ」に気がつくと、自分にとって本当に必要なモノが見えてくる。
そうすると抱えすぎていた不要な「モノ」を手放す勇気も出てくるんだよね。
願っても願っても、願った現実がやってこないとしたら
心の奥底で「足りない」にフォーカスしていないか自分の心を観察してみるといいかも。
足りないもの探しじゃなく、今持っているたくさんの豊かさに気がつくと現れるんだ。
本当に望む豊かな現実ってやつがね。
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